北条時政と鬼丸国綱

鬼丸国綱は天下五剣にも数えられる皇室御物の日本刀である。特徴的な革包太刀様式の拵えが付属しており「鬼丸拵」と呼ばれ、どうような造りの拵えの名ともなっている。

北条時政は夢に小鬼が現れ、心労で倒れた際夢枕に現れた老人に言われ、国綱を清めさせ寝室に立てかけておいた。

火鉢のの台座に象られた小鬼の像を見事に切り裂いた。その後悪夢二悩まされる事のなくなった時政は、この太刀を「鬼丸」と名付けた。以来鬼丸は邪悪を退ける宝刀として北条家に代々伝えられたという。